携帯料金・スマホ代 みんなの平均は月額いくら?相場・節約できる額

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スマートフォンを使う女性

生活必需品とも言える携帯電話。毎月の料金が気になります。生活費の節約術で必ずといっていいほど紹介される携帯料金の節約。みんな月額いくら払っているのでしょうか?携帯料金について詳しく解説します。

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携帯料金の平均 月額いくら?

携帯料金の平均

総務省 統計局では家計調査を毎年行っています。この調査では何にいくら使っているのか品目ごとの金額が、世帯別・性別・年齢別に何に紹介されています。

2016年のデータを見ると携帯料金 月額の平均は6400円となっています(単身世帯・男女・34歳以下)。みなさんの携帯料金と比べてどうでしょうか?

男女別 携帯料金の平均

家計調査の結果を男女別に見てみると↓のようになっています。

男性女性
5700円7500円

男女で大きな差があるのが分かります。女性は男性の約1.3倍となっています。女性のほうが携帯料金を使ってしまいがちということが分かります。

10年間の推移

携帯料金は昔と比べて高くなったのでしょうか?先ほどの家計調査のデータ過去10年分をグラフにすると↓のようになります。(単身世帯・男女・34歳以下)

携帯電話-月額料金の推移

2010年より前と後では傾向が違うように見えます。

2010年以前は直線的にゆるやかに下っています。毎年100円くらい下がっています。徐々にですが携帯料金が安くなっていたことが分かります。

2010年以降は上がったり下がったりギザギザになっています。毎年500~700円くらい変化しているのです。携帯料金の変化が激しいことが分かります。

携帯料金=スマホ料金?

いまや新発売される携帯電話のほとんどがスマートフォンです。そしてスマートフォンはガラケーと比べて携帯料金が高い傾向があります。なので携帯料金の平均を知る上ではスマートフォンの普及率を知っておく必要があります。

スマホの普及率

総務省が発表している情報通信白書をもとに、2015年末時点のスマホの保有率を年齢別に表すと↓のようになります。

年齢別スマートフォン普及率

30歳代の85%以上の人がスマホを持っています。さらに若い世代だともっと保有率が高くなっています。ほとんどの人がスマホを持っていると言っても過言ではありません。

携帯料金 月額の平均は6400円でした。これはスマホ料金の平均であると言っても過言ではなさそうです。

スマホ普及前との比較

スマホが普及するきっかけとなったのはiPhoneの流行だと言えます。日本では2008年7月11日、ソフトバンクからiPhone3Gが発売されたのをきっかけにスマホの普及が広がっていきました。2008年以降のスマホ普及の様子をグラフで表すと↓のようになります。

スマートフォン保有率の推移

総務省がデータを取り始めた2010年以降、急激に普及していく様子がわかります。

ここで気になるのは、スマホが普及する前の携帯料金はいくらだったのかということです。iPhone3Gが日本で発売される前の2007年の携帯料金の平均をみると↓のようになります。

男性女性
6100円8200円

ガラケーしか無い時代の携帯料金。実は今のスマホよりも高かったのです。この理由としては、携帯キャリアの競争が激しくなかったためと考えられます。

スマホが急速に普及するなか、携帯キャリア各社は激しい競争を強いられるようになりました。よりお得な料金プランを出す必要があったのです。その結果、携帯料金が下がったのだと考えられます。

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スマホ料金の比較

キャリアごとの比較

携帯料金を少しでも下げたいと考える人は多いと思います。そのヒントを探るために携帯料金がどのように構成されているか分解して考えます。

スマホ料金の内訳は↓のようになっています。平均的な使い方をするとこれらがいくらになるのかを紹介します。

  • 端末代
  • 通信
  • 通話
  • オプション
  • 割引

通話は平均すると1日あたり0.9回、2分18秒です。通信は半分以上の人は月に3GB以下です。これをもとに各キャリアの料金を算出すると↓のようになります(2018年7月27日時点、2年縛りあり、税込み)。

ドコモ

月額料金
通信3GB
(ベーシックパック3GB)
4320
通話5分以内
国内かけ放題
(カケホーダイライト)
1836
オプションインターネット接続
(SPモード)
324
合計6480
引用元:ドコモ

au

月額料金
通信3GB
(auピタットプラン)
5918
通話5分以内
国内かけ放題
(スーパーカケホ)
合計5918
引用元:au

ソフトバンク

月額料金
通信5GB
(データ定額5GB)
5400
通話5分以内
国内かけ放題
(スマ放題ライト)
1836
オプションインターネット接続
(ウェブ使用料)
324
合計7560
引用元:ソフトバンク

これに端末代を加えたものが毎月の携帯料金になります。

ソフトバンクが少し高いように見えますが、通信プランに3GBの選択肢が無く5GBのプランとしているためです。もし月々の通信量は2GBでよいということであれば、2GBで3780円なので月額5940円にすることができます。

これがスマホを使うときの毎月の基本的な料金です。どのキャリアも似たような料金であることが分かります。1社が値下げをすれば他社も追いつこうとするため、基本的に大きな差は出ないのです。

差が出やすいのは端末代と割引の部分です。特に割引にはいろいろなものがあります。各社割引によって競争していると言ってもいいくらいです。どんな割引があるのか、最新情報はホームページやショップで確認しましょう。

2010年以降 携帯料金の変動が激しいのは、スマホへの機種変更で端末代が上乗せされたり割引によって安くなったりして、料金が変動する要因がたくさんあったからだと考えられます。

少しでも安くするには、無駄なオプションに加入しない、1つの端末を長く使う、割引をうまく活用するなどが必要だということがわかりまします。

iPhoneに乗り換えや機種変更を考えている人はiPhoneを安く買う方法 乗り換え・機種変更の料金比較もご覧ください。いま使っている通信キャリア別・iPhoneのモデルごとに、最も安い会社はどこなのか比較しています。

海外との比較

日本の携帯料金は海外と比べて高いという意見があります。日本は高品質・高価格なサービスを提供しがちなイメージがありますが、本当にそうなのでしょうか?平均的な使い方をした場合の料金を海外と比較してみます。

総務省の調査によると、東京はニューヨーク・ロンドン・パリ・デュッセルドルフ・ストックホルム・ソウル、7都市の中で4番目です。1番高いのはニューヨークで、月額10,308円です。

NRIの調査によると、日本はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、5か国の中で5番目です(新料金プランの場合)。1番高いのはアメリカで、月額10,055円です。

平均的な使い方の場合、先進国の中では平均的かむしろ安い水準であることが分かります。もちろんどれくらい使うのかによって料金は変わるので、ヘビーユーザー・ライトユーザーの場合は割高感が出る場合もあります。しかし、高すぎるということは無さそうです。

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大手キャリアと格安スマホの比較

携帯代を大幅に節約する方法が格安スマホです。節約術として注目されていて利用する人が増えています。総務省の発表によると2014年末時点で携帯電話全体の約6%にもなっています。

平均的な使い方をすると月額の利用料金は何円になるのか、大手キャリアと比較するといくら節約できるのか試算してみます。格安スマホを提供している会社は何十社もありますが、初めてでも安心できる2社をピックアップして比較します。

ワイモバイル

月額料金
通信3GB
(スマホプランM)
※2年間は6GB
4298
通話10分以内
国内かけ放題
(スマホプランM)
割引ワンキュッパ割
※割引は1年間のみ
▲1080
合計3218

ワイモバイル公式ページ

楽天モバイル

月額料金
通信6GB
(プランM)
4298
通話10分以内
国内かけ放題
(プランM)
割引長期割
(3年契約)
※割引は2年間のみ
▲1080
合計3218

楽天モバイル公式ページ

格安スマホは大手キャリアと比較してサポートが手薄でトラブル時に自分で解決する必要がある、キャリアの提供しているサービスが使えないなどデメリットもあります。事前によく調べて自己責任を負うことが必須ですが、料金面ではとても大きなメリットがあります。

格安スマホの会社はたくさんあります。どこが良いのか何が違うのか分からない!知らない会社を使うのは不安!という人は 初めての格安スマホでも安心できる5社をご覧ください。多くの人に支持されている老舗企業。安心感がある大企業。信頼できる格安スマホはどれか知ることができます。

節約できる金額

大手キャリアの場合、毎月の携帯代は6000~7000円でした。これを格安スマホに変えると3000円程度です。毎月3000円以上も安くなります。年間3.6万円も節約できるのです。生活費を節約したい! と考えている人は格安スマホの公式ページをご覧ください。会社によって料金や安心感が違います。

生活費の節約とともに気になるのが貯金です。ライフスタイルによって貯金額がどう変わるのか みんなの貯金額平均(年齢・年収・家族類型別)をご覧ください。あなたが目標とすべき貯金額の目安を知ることができます。

お金が貯まりやすい体質、お金に悩まされない人生を手に入れるにはお金の勉強が必要です。お金の勉強の仕方・始める具体的な方法・お金の教科一覧をご覧ください。学校では教えてくれなかったお金の勉強方法を知ることができます。

まとめ

携帯料金の平均がいくらなのか詳しく紹介しました。携帯電話は大きく分けて2つの選択肢、大手キャリア・格安スマホがあります。それぞれにメリット・デメリットがあります。公式ページを見て正しい情報を手に入れましょう。

携帯料金以外も含む、生活費全体の平均が気になる人は一人暮らしの生活費平均をご覧ください。あなたと同じような年収の人の生活費内訳はどうなっているのか分かります。今後も安心して生活していくための生活費の目安が何円か知ることができます。

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