引っ越し準備を進めるなかで困るのがゴミです。荷造りを進めれば進めるほど「これ捨てちゃってもいいかな・・」というモノが増えてきます。引っ越しのついでに家具や家電を買い替えようと考える人もいるでしょう。
でも、、何をどうやって処分していったらいいのでしょう? どんな段取りで進めるべきか分からないと途方に暮れてしまいますよね。
引っ越しで出るゴミは、モノによって捨てる難易度が違います。ゴミを処分するにはどんな選択肢があるのか、捨てる難易度が高いのは何なのか紹介します。捨てたいモノが大量にあってもスムーズに段取りを組めるようになります。
引っ越しのゴミ 処分方法
引っ越しで出るゴミの処分方法は大きく分けると3つ、あげる・売る・捨てるです。
あげる
あなたにとってはゴミでも、誰かにとっては使い道があるモノもあります。エコであるというメリットがあるいっぽう、あげる相手を探す手間と時間が必要なことがデメリットです。
売る
リサイクルショップや買取サービスで売る方法です。処分費用がお得になるメリットがあるいっぽう、買い取ってもらえないモノもあり処分に困る可能性があるのがデメリットです。
モノによっては専門の買取サービスがあります。高く買い取ってもらえる期待ができます。
捨てる
自治体のゴミ回収・不用品回収業者・引っ越し業者のゴミ回収サービスなどを使って捨てる方法です。
自治体のゴミ回収で粗大ゴミを捨てる場合、時間がかかる点に注意が必要です。粗大ゴミ受付センターに申し込む → 粗大ゴミ処理券を購入する → 粗大ゴミ回収の日を待つ というステップが必要です。
不用品回収業者で捨てる場合、自治体よりも費用が割高になってしまう傾向があります。
引っ越し業者のゴミ回収サービスで捨てる場合、その業者がゴミ回収サービスをやっているか事前に確認が必要です。
モノ別 引っ越しゴミ処分の注意点
処分方法として「捨てる」を選んだ場合、モノによってその難易度が変わります。違いを解説していきます。
家電リサイクル法の対象品
1番難易度が高いのは家電リサイクル法の対象品、↓の家電です。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
家電リサイクル法とは、家電の使える部品や材料をリサイクルして廃棄物を減らし、資源の有効利用を推進することを目的として定められた法律です。
処分する方法
電気屋
生活必需品ともいえる家電なので、ただ捨てるのではなく買い替えの人が多いと思います。家電量販店など電気屋では、新しい家電を買うことを条件に古いモノを回収してくれるところが多いです。買い替えのとき「古い家電を回収してほしい」と伝えましょう。
回収は有料のケースがほとんど、リサイクル料金+運搬料金で2500~5000円程度が目安です。国内メーカーや大手メーカーだと安くなる傾向があります。
リサイクル事業協同組合
粗大ごみとは違い、家電リサイクル法の対商品は自治体のゴミ回収では処分してくれません。そのかわり紹介されているのがリサイクル事業協同組合です。
例えば東京23区に住んでいる場合、東京二十三区家電リサイクル事業協同組合が運営する家電リサイクル受付センターから回収を申し込むことができます。
リサイクル料金+運搬料金で4000~8000円程度が目安です。電気屋と比べて少し割高ですが、買い替え無しでも処分できるメリットがあります。申込みから収集まで日数がかかる場合もあるので気をつけましょう。
指定引取場所
少しでも費用を安くしたい!という場合は指定引取場所に自分で持ち込む方法もあります。
まず郵便局でリサイクル料を支払い、リサイクル券を手に入れる必要があります。メーカー名、テレビの場合は画面サイズ、冷蔵庫・冷凍庫の場合は内容積を調べて郵便局に行きましょう。リサイクル券を手に入れたら指定引取場所まで家電を持っていきます。
指定引取場所は家電製品協会のホームページから探せます。
引っ越しまで間に合わない場合
引っ越しまで時間が無い!面倒くさい手間をかけたくない!という場合は不用品回収業者におまかせする方法があります。
注意が必要なのは、違法な回収業者の存在です。家庭から出た不用品を回収するには一般廃棄物処理業の許可が必要です。違法業者に依頼してしまうと、不法行為に手を貸してしまうだけでなく高額費用を請求されるリスクも高まります。
一般廃棄物処理業の許可を持っている信用できる業者なのか確認しましょう。一括比較サイトを使えば、一度の手間で業者の選択肢がたくさん手に入るので楽です。
粗大ゴミ
次に難易度が高いのが粗大ゴミです。毎週のゴミの日に出せないような大きなモノです。
どんなモノが粗大ゴミ扱いになるのかは自治体によって違いがある場合があります。お住まいの自治体のホームページで確認しましょう。
処分する方法
粗大ごみ
自治体が運営しているゴミ回収では、申し込みをすれば粗大ゴミを回収してくれます。
例えば東京に住んでいる場合、一部の地域を除いて粗大ごみ受付センターから申し込めます。どんなモノが粗大ゴミ扱いになるのか、料金は何円かかるのかも品名から検索できます。
粗大ゴミを申し込む → 粗大ゴミ処理券を購入する → 回収の日を待つ というステップが必要です。日数がかかる場合があるので余裕をもって早めに申し込みましょう。
引っ越しまで間に合わない場合
粗大ゴミも不用品回収業者におまかせできます。自治体の粗大ゴミより割高にあるデメリットがありますが、一度の回収でいろいろなモノをいっきに処分してもらえるメリットがあります。粗大ゴミ以外にも処分に困っているモノがあれば捨てるチャンスです。何を処分してほしいかリストアップして見積もりしてもらいましょう。
不用品回収の費用はケースバイケースなので業者によってピンキリです。一括比較サイトを使うとあなたの希望にあった業者を見つけることができます。
一般ゴミ
引っ越し当日、うっかり大量のゴミになってしまうのが一般ゴミです。引越日直前の可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミの日をチェックしておきましょう。
可燃ゴミ
特に注意が必要なのが生ゴミです。引っ越し前後でタイミング良く捨てられなければ、新居に生ゴミを数日間置いておくことになってしまいます。
引っ越し前、最後に燃えるゴミを出せるのは何月何日なのかチェックしておきましょう。そしてそれ以降は生ゴミが出ない生活を送りましょう。
引っ越し業者によってはゴミを引き取りしてくれるところもあります。事前にサービス内容を確認しておきましょう。
不燃ゴミ・資源ゴミ
ゴミ回収の頻度が少ないのが燃えないゴミと資源ゴミです。うっかり捨て忘れて新居にゴミを持っていかざるをえない、、せっかくの新生活のスタートなのに気分が良くないですよね。
不燃ゴミは荷造りのなかで出やすいものです。計画的に荷造りを進めましょう。
まとめ
ゴミを処分するにはどんな選択肢があるのか、捨てる難易度が高いのは何なのか紹介しました。引っ越しでは大量のゴミが出ます。計画的に早めに準備を進めていきましょう。