安心して住める! 東京23区治安がどんどん良くなっている区ランキング

治安の良さを重視する人にとって「いま治安が良いのか」と同じくらい重要なのが「今後治安が改善されていくのか」です。

いま治安が良かったとしても、治安の維持・改善がされなければ将来的に治安が悪くなっていきます。逆にいま治安が悪くても、しっかり改善されるならどんどん治安が良くなっていき、多くの人が住みたいとなるかもしれません。

東京23区ごとに治安の改善力がどれくらいあるかランキングします。

東京23区の犯罪件数の推移

東京23区の犯罪発生件数を、平成23年と平成27年とで比較したのが↓の表です。

足立区は平成23年の犯罪発生件数で唯一 1万件超えをしている区です。しかし平成27年には33%も件数が減っています。

いっぽう人口は約5%増えています。一般的に人口が多くなると犯罪件数が多くなる傾向があります。足立区は人口が5%増えたにもかかわらず犯罪件数を33%減らしています。

それではその他の区はどうなのでしょうか？

人口100人あたりの犯罪件数をランキングしたのが↓の表です。人口の増減による影響をなくして治安の改善力だけを比較することができます。

足立区は東京23区のなかで一番治安の改善力が高い区であることが分かりました。犯罪発生件数ワースト1位というのがよっぽど不名誉だったのか、区長が積極的に治安改善に取り組んだようです。きちんと数字に表れています。

逆に治安の改善力が一番低いのが渋谷区です。15.5%と改善はしているものの、他の区と比べると改善の幅が小さいです。100人あたりの犯罪件数も23区中2番目に多く、今後問題視されるかもしれません。

今後も同じ治安改善率を維持できたら治安の良し悪しがどうなるか表にしたのが↓です。

足立区は今よりも8ランクもアップして3位になります。いまの治安改善力が維持できれば、東京23区のなかで治安の良い地域にすることができます。

逆にランクダウンが目立つのが、目黒区、大田区、江東区、3ランクダウンです。いまは治安がわりと良い地域ですが、現在の治安改善力では将来的には不安であると分かりました。

治安の良し悪しを判断する方法はいろいろありますが、ここでは人口100人あたりの犯罪件数を基準にしました。治安の改善には区など自治体の取り組みの影響が大きいです。住む場所を決めるときはその地域や区が治安に対してどんな取り組みをしているのかホームページなどで調べるとよいでしょう。