首都圏381市区町村 老後に住みやすい街ランキング・選ばれている街


仕事のリタイア、子供の独立、、そんなことを考えたとき頭に浮かぶのが、老後をどの街で暮らすのかということです。ライフステージによって住みやすい街は変わります。

年齢を重ねるとともに足腰が弱ったり車や自転車に乗るのをやめたり、移動が大変になっていきます。薬をもらうため定期的に病院に通わなければいけないケースも増えていきます。

老後の生活を考えて引っ越す人もいます。そんな人たちが選んだ街はどこなのでしょうか?「住みたい」という希望や理想ではなく、実際に移り住んだ人の数・統計データを元にしたランキングを紹介します。多くの人に選ばれている老後住みやすい街はどこなのか、リアルなランキングが分かります。

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老後 住みやすい街 算出方法

総務省統計局では住民基本台帳人口移動報告を発表しています。人がどこからどこへ引っ越したのか、年齢ごと・市区町村ごとにまとめています。このデータを使って首都圏の老後 住みやすい街を明らかにしていきます。

60歳以上

日本では高年齢者等の雇用の安定等に関する法律によって定年は60歳、希望者は65歳まで雇用延長可能とされています。

会社勤めの人であれば少なくとも60歳までは働きます。一般的に老後とは退社・リタイア後を指します。なので本記事では老後=60歳以上と定義します。

首都圏

首都圏整備法では、首都圏は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨の1都7県とされています。

60歳以上の人の引っ越し理由として転勤などの仕事要因は考えづらく、その後の生活のことを考えて移り住む街を決める考えられます。


以上をふまえて60歳以上・首都圏内で引っ越しした人がどの街を選んだのかで老後に住みやすい街をランキングします(引っ越し=異なる市区町村への移動)。

老後の住まいとして選ぶ場所

1年間で、首都圏で引っ越した60歳以上の人数を表にすると↓のようになります。転出元=もともと住んでいた場所、転出先=引っ越した先です。

転出元
(単位:100人)東京神奈川埼玉千葉茨城栃木群馬山梨首都圏外


東京296473529633382
神奈川56218911321257
埼玉621013010434136
千葉451310112621137
茨城134573421010
栃木5242218207
群馬9351122105
山梨5211000143
首都圏外986034318543

引用元:統計局 住民基本台帳人口移動報告(2017年)

もともと東京に住んでいて、東京の中の違う市区町村に引っ越した人は約29600人います。東京で引っ越した60歳以上の総数は約6万人です。そのうち半分は東京の中の違う街を、残りの半分は東京以外の街を老後の住まいとして選んだということです。

東京に住んでいた人が老後の住まいとして選んだ街で次に多いのが埼玉です。約6200人が老後の生活のため東京から埼玉に引っ越しています。

傾向として、同じ都県内で引っ越す人が多いことが分かります。50~60%の人はもともと住んでいたのと同じ都県内へ引っ越しています。住み慣れた地域の近くに住みたい、土地勘の無いところは住みづらいと考える人が多いことが推測できます。

老後 住みやすい街ランキング

60歳以上の人から移り住む街として選ばれている、老後住みやすい街はどこなのか具体的な市区町村ランキングを紹介します。

引っ越してきた60歳以上の人数の多さ、引っ越してきた全年齢のうち60歳以上の割合の高さ、2つの偏差値の平均でランキングしています(平均的な街だと偏差値は50です)。

60歳以上の人数だけでなく割合も考慮しているのには理由があります。人口が集中している地域では全年齢で引っ越してくる人数が多く、60歳以上人数も多く見えてしまうからです。60歳以上に選ばれやすいという点も評価するため、人数だけでなく割合も考慮しています。

首都圏381の市区町村のなかで老後に住む街として選ばれているベスト10は↓です。

引越してきた
60歳以上の
人数
(人)
割合
(%)
偏差値
平均
東京都 檜原村446086.3
東京都 日の出町2334173.1
東京都 世田谷区2353672.4
東京都 奥多摩町1054272.3
東京都 足立区2007970.3
東京都 八王子市16661167.4
神奈川県 湯河原町2043366.1
千葉県 御宿町733465.2
東京都 町田市14641164.7
東京都 練馬区1775664.7

1位は東京都 檜原村です。引っ越してきた60歳以上人数は44人と少ないですが、その割合は引越してきた全年齢73人のうち44人、約60%です。60歳以上の人にとても選ばれやすい、老後に住みやすい街といえます。

3位は東京都 世田谷区です。とても多くの人が引っ越してくる世田谷区。全年齢だと4万人以上が1年間に引っ越してきます。そのなかで60歳以上の割合がまぁまぁなので、人数としては2353人と多くなっています。


ランキングを見ると大きく分けて3パターンあることが分かります。

1)引っ越してくる人数は平均以下だけど60歳以上の割合が高い、60歳以上に選ばれやすい街

2)60歳以上の割合は平均以下だけどそもそも引っ越してくる人が多い、人口集中している街

3)その2つの中間的な地域。

それぞれを郊外型・都会型・バランス型として、老後に住みやすい街を市区町村別に詳しくランキングします。

郊外型

引越してきた
60歳以上の
人数
(人)
割合
(%)
偏差値
平均
東京都 檜原村446086.3
東京都 日の出町2334173.1
東京都 奥多摩町1054272.3
神奈川県 湯河原町2043366.1
千葉県 御宿町733465.2
千葉県 いすみ市2092962.9
埼玉県 神川町1102961.6
山梨県 身延町352960.6
栃木県 那須町1592760.6
神奈川県 三浦市2072458.8
山梨県 北杜市2832258.1
千葉県 九十九里町772557.8
群馬県 高山村142657.8
神奈川県 真鶴町472557.5
千葉県 南房総市1642256.5
群馬県 下仁田町162355.4
埼玉県 横瀬町382355.7
埼玉県 上里町1972055.3
埼玉県 ときがわ町542255.1
千葉県 白子町582255.1

ベスト3は東京の町村部となっています。どの街も東京の他の街から引っ越してくる人がほとんどです。東京23区から引っ越してくる人は檜原村・日の出町が約20%、奥多摩町が約50%です。奥多摩町は都心に住んでいた人の老後の住まいとして選ばれやすいことが分かります。

都会型

引越してきた
60歳以上の
人数
(人)
割合
(%)
偏差値
平均
東京都 世田谷区2353672.4
東京都 足立区2007970.3
東京都 八王子市16661167.4
東京都 町田市14641164.7
東京都 練馬区1775664.7
東京都 板橋区1583763.0
東京都 大田区1607662.5
千葉県 船橋市1496761.8
東京都 江東区1489761.8
埼玉県 川口市1397861.4
神奈川県 藤沢市12731061.4
千葉県 柏市1281960.6
東京都 江戸川区1434761.0
千葉県 松戸市1279859.8
東京都 葛飾区1261859.5
東京都 杉並区1406559.0
神奈川県 横浜市 青葉区10511058.4
神奈川県 相模原市 中央区9901158.4
東京都 新宿区1263657.9
神奈川県 横浜市 南区9131157.4

こちらも東京が多く、なかでも23区が上位にランクインしています。東京への人口一極集中が起きている今、老後に住む街も例外ではないということです。

例えば世田谷の場合、東京の他の街から引っ越してくる人は約50%で、残りの50%は他の県から引っ越してきます。利便性の高い快適な生活を求めて都心に移り住む人が多いことが分かります。

バランス型

引越してきた
60歳以上の
人数
(人)
割合
(%)
偏差値
平均
東京都 青梅市7392062.5
神奈川県 横浜市 旭区9881360.0
千葉県 千葉市 若葉区7611457.9
千葉県 千葉市 稲毛区7951357.5
神奈川県 横浜市 中区8411257.3
東京都 あきる野市4201957.5
東京都 東久留米市5911556.4
埼玉県 春日部市7451256.0
神奈川県 横浜市 泉区6121355.1
神奈川県 横浜市 瀬谷区5461455.0
東京都 多摩市6391254.6
東京都 東村山市6401254.6
千葉県 茂原市3701654.3
千葉県 千葉市 緑区5801253.8
千葉県 千葉市 美浜区5381253.2
埼玉県 坂戸市4201352.5
埼玉県 さいたま市 岩槻区4401352.8
神奈川県 秦野市4301251.8
茨城県 取手市3611351.7
千葉県 我孫子市4051251.5

郊外と都心の中間的な街です。郊外に移り住む勇気は無いけど落ち着いた街に住みたい、そんな人にとって居心地の良い街といえるでしょう。


老後を考えたときに心配になるのがお金です。定年後の人生設計、どのように描いていますか? 不安がぬぐえない人はマネースクールで正しい知識を身につけるとよいでしょう。

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まとめ

老後に住みやすい街はどこなのか、リアルな統計データを元にしたランキングを紹介しました。多くの人に選ばれている街にはそれぞれ魅力があるはずです。老後の住まい探しの参考にしてください。

マンションくらし研究所では 一人暮らし、子育て世代、老後、ライフスタイル・ライフステージごとに住みやすい街ランキングを紹介しています。こちらからご覧ください。

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