株式投資の初心者が失敗するパターン、初心者におすすめの投資術入門編

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そろそろ将来のことを考えて何か行動しなきゃ・・これからの人生に備えてお金のことを真剣に考えなきゃ・・30代という年齢を意識するようになってモヤモヤ悩みがふくらんでいるのはあなただけではありません。

会社の同期や学生時代の友達から「最近、株はじめたんだ~」なんて聞くと、周りに遅れをとっているみたいで焦るし不安になってしまいますよね。とはいえ資産運用や株式投資って大損してしまうかも・・と心配で初めの一歩を踏み出すのが怖いです。

株式投資で大損してしまう原因にはパターンがあります。それが何なのか分かると初心者でも安全に始めるためのコツが見えてきます。詳しく説明していきます。

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株式投資で失敗するパターン

株式投資やFXで「若くして◯億円も稼いだ!」「元手◯万円が数年で◯千万に増えた!」なんていうスゴイ話を聞いたことがあると思います。いっぽうで「大損をして多額の借金を背負うことになった」という悲惨な話も耳にしたことがあるはずです。

株式投資はリスクが高くて怖いというイメージはこんな話が元になっているのでしょう。

このような危険は誰しもに潜んでいるのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。初心者だけでなく誰しもが油断しがちなある事をきちんと意識すれば危険は避けられます。それはいったい何なのか、具体的なパターンで解説します。

リスクを取り過ぎている

1つめのパターンはリスクの取り過ぎです。

株式投資の損益は、株の買値と売値の差額で決まります。例えば1000円の株を1つ買ったとします。最悪のケースでは株価が0円になるので、最大で1000円 損する可能性があります。この場合のリスクは1000円です。

誤解してはいけないことがあります。この株は過去800円を下回ったことが無い、だからリスクは200円くらいだ。そんなふうに考える人がいますがそれは間違いです。未来が過去と同じだという保証はありません。リスクを軽視してはいけません。

短期間で大儲けしたり、逆に多額の借金を背負ってしまう理由の1つに信用取引・レバレッジがあります。株式取引では持っているお金以上の額の取引をすることができます。証券会社からお金を借りて取引をすることができる、つまりは借金です。

借金をして大きな元手でハイリスクな取引をするからこそ、ハイリターンの可能性があるというわけです。株式取引の初心者でいきなり信用取引をする人はいないと思いますが、リスク管理が重要だということに変わりありません。

ある日突然何が起こるか分からないのが株式市場です。初心者のうちはリスクを小さく抑えておき、経験や資産の増加とともに徐々にリスク(≒期待できるリターンの大きさ)を増やしていきましょう。

冷静さを無くしている

2つめのパターンは冷静で無くなっているです。

人間の思考パターンには損失回避性というものがあります。利益よりも損失をより重大な事と感じてしまうのです。心理学や行動経済学においてはプロスペクト理論という名で有名です。

昔を思い出して「あの頃は楽しかったなぁ、、できるなら戻りたいなぁ。。」なんて願ったことはないですか?昔のあなたと比べると、今のあなたは様々な経験を積んで能力や考え方が成長していたり視野や人脈が広がっているはずです。たくさんのものを手に入れています。

にもかかわらず、楽しかった過去の時間を失ってしまった、その事実のほうがより大きなことのように感じてはいませんか?だから心に残っているのではないでしょうか?事実を冷静に正しく認識しづらい、人間の思考パターンを表しているといえます。

株式投資で冷静さは重要です。冷静さを失うとリスクの大きさを見誤ってしまうからです。

株式投資で一度も損を経験しない人はいません。そこで「損を取り返さなきゃ」とアツくなってしまうと普段より投資額を増やしてリスクを大きくしてしまいがちです。いつの間にかリスクを取り過ぎてしまっている、という状態は避けなければいけません。

人間には損を過敏に感じてしまう特性があります。だからこそ「損をした」という事実を突きつけられても冷静でいられる程度にリスクを抑えましょう。貯金が100万円の場合、10万円(1割)も損したら頭を抱えてしまいます。でも1000円の損なら冷静でいられそうですよね。

宝くじで破産する人は聞いたことがありません。年に数回しかないので冷静になるためのクールダウンの時間があるからです。しかし株式投資は取引時間中なら何度でも売買ができてしまいます。リスクは極力小さくして株式投資を始めましょう。

初心者におすすめの株式投資術

株式投資のリスクを少なくする具体的な方法は何なのでしょうか?その答えは分散投資です。一点集中で投資するのではなく、投資先や投資タイミングを分散させることによってリスクを減らすのです。

例えば就職活動。第一志望の1社のためだけに全ての時間を使う人はほとんどいません。何社も受ける人が大多数です。1社あたりに使う時間は減りますが、どこにも受からないというリスクを軽減できているわけです。

株式投資におけるリスク分散方法は何なのか紹介していきます。

投資先の分散

1つめは投資先の分散です。投資先の企業の数を増やして、業界をバラつかせたり、国をバラつかせたりするのです。

世界でも有数の巨大投資組織である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)でも投資先の40%を海外に分散させています。年金運用は損失が出たときしかニュースにならないので損しているイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし実際は2001~2016年度の15年間で53.4兆円の利益を出して年利約3%の高利回りで運用されています。投資先の分散によって長期的な安定した利益を産み出していると言えるでしょう。

ただし、投資先の分散には1つ問題点があります。それは投資のための資金です。たくさんの企業に投資するためには、たくさんの資金が必要になってしまうのです。

例えば、トヨタ自動車の株価は約7000円です(2017年11月時点)。では7000円で1株買えるかというとそうではありません。株は銘柄ごとに売買数の単位(単元株数)が決められています。トヨタは100株単位でしか売買ができないので70万円が最低限必要になります。

1社の株を買うだけで70万円も必要になると、投資先をたくさん増やすためには多額の資金が必要になってしまいますよね。十分な資金がないと分散投資ができないのがデメリットです。

タイミングの分散

2つめはタイミングの分散です。株価は日々上がったり下がったりします。一度にたくさん買うのではなく、何回かに分けて少しづつ買うのです。

株式投資の世界で有名な戦法が、毎月一定の金額を買い続けていくドルコスト平均法です。一定の株数ではなく一定の金額を買い続けるので、株価が下がって安くなっている時はより多く株を買うことができます。株価が上がったり下がったりするなかで、平均購入単価をお得にできるメリットがあります。

タイミングを分散する方法のデメリットは手間です。1か月おきなど定期的に一定額を買い続ける戦法なので、定期的に証券会社のホームページを開いて購入する必要があります。日々の生活の中に「定期的に株を買う」という作業が加わることになるので、人によっては面倒くさいと感じるでしょう。

株式投資入門で使いやすいサービス

株式投資の初心者にとって重要な分散投資。それを手軽に実現できるサービスが近年誕生しています。サービスごとにその特徴を紹介します。

One Tap BUY

1つの株を1000円という小額から買えるのが特徴です。資金がたくさんなくても投資先の分散ができるのがメリットです。

投資できる企業は一部に限られていますが、日本だけでなくアメリカの企業も対象なので国内外での分散ができます。日本はトヨタ自動車、任天堂、みずほ銀行など30銘柄。アメリカはapple、amazon、alphabet(google)など30銘柄が対象となっています。

トラノコ

買い物で出るおつりを月一回集めて投資するのが特徴です。自動的に投資タイミングを分散してくれるのがメリットです。

投資運用はプロがやってくれます。期待できるリターン・リスクの大きさ別に3つコースが用意されているので、あなたはその中から1つ選ぶだけです。もちろん、プロは投資先を国内外さまざまな金融商品に分散させています。

まとめ

株を始めようか迷っているあなたに、株式投資で失敗してしまうパターンや、始めるときに注意すべき点について解説しました。投資や資産運用にリスクはつきものです。リスクがあるからこそリターンが狙えるわけですが、コントロールできる範囲に抑えましょう。

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