スマホ代を安くしたい、格安スマホが気になる、そんなことを考えながらネット検索をしている人はたくさんいます。でも「選択肢がたくさんありすぎる!」「どこを選んだらいいか分からない!」そんな悩みを抱えていませんか?
格安スマホを提供している会社はいまや何十社もあります。その中でどこを選んだらいいのか、ベストな選択肢を探すのは一苦労です。そこで「格安スマホ初心者でも安心して使える」というコンセプトで絞り込んでいくとどれにたどりつくのかを紹介します。
初めての格安スマホでも安心できるのはどれか、明確な理由とともに知ることができます。
格安スマホ会社は28社もある
いまや格安スマホブームです。年々たくさんの会社が参入してきています。2017年9月時点で格安スマホを提供している会社は28社もあります。
大手キャリアのスマホを使う場合は3社の中から選ぶだけでした。しかし格安スマホの場合はその10倍近くも選択肢があります。その中からどのように選んでいけばよいのでしょうか。
「格安スマホ初心者でも安心できる」というコンセプトであれば↓の基準で選んでいくのが良いでしょう。それぞれについて解説していきます。
- 通信とスマホをセットで提供している
- 自宅で通信開始の手続きができる
- 信頼できる会社である
初めてでも安心・おすすめの格安スマホ会社
通信とスマホをセットで提供している
格安スマホの始め方には3つのパターンがあります。違いはスマホを手に入れる手段です。
1つめは、今使っているスマホを使う方法です。通信するためのチップ(SIMカード)を入れ替えて、通信回線を格安スマホ会社のものに変えるのです。
しかし、必ずしも今あなたが使っているスマホが対応機種だとは限りません。対応しているかどうかを自分で調べ、場合によってはSIMロック解除などの手続きをしなければいけません。知識が必要になるので初心者には向いていません。
2つめは、SIMフリーのスマホを自分で手に入れる方法です。ネットや店舗でSIMフリーのスマホを探して購入して用意するのです。
この場合も対応機種かどうか調べる必要があります。全てのSIMフリースマホが問題なく使えるわけではありません。自分で用意したスマホ、それが実際に使えるかどうかは自己責任です。慣れていないと不安になってしまいます。
3つめは、格安スマホ会社が提供しているスマホへ機種変更する方法です。ちゃんと使えることが保証されているので安心して機種を選ぶことができます。
機種専用マニュアルが用意されている場合もあるので初期設定で戸惑うこともありません。格安スマホデビューの不安を最も少なくできるのは格安スマホ会社のスマホへの機種変更なのです。しかもSIMフリースマホを購入するより安い場合が多いというメリットもあります。
自宅で通信開始の手続きができる
NMPで電話番号を変えずに機種変更するには、古いスマホから新しいスマホへの切り替え処理が必要です。切り替え処理中は通話・通信が全く使えなくなります。しかしこれを自宅で行うことができればスマホが使えない期間をほぼゼロにすることができます。
これが出来るのは↓の17つです。
- b-mobile
- BIGLOBE
- DMM mobile
- DTI SIM
- FREETEL
- IIJmio
- LIBMO
- LINEモバイル
- mineo
- OCN モバイル ONE
- QTモバイル
- U-mobile
- UQ mobile
- エキサイトモバイル
- 楽天モバイル
- ロケットモバイル
- ワイモバイル
信頼できる会社である
格安スマホを安心して使い続けるには、その会社が信頼できるかどうかも重要です。
2013年以降、とても多くの会社が格安スマホ事業に参入してきて競争が激化しています。それはつまり、突然サービスを辞めてしまったり、値上げをしたり、そんな会社がでてくる可能性があるということです。
別の会社へ機種変更せざるを得なくなったり、月々の請求額が高くなったりするのは避けたいですよね?そこで先ほどの17つについて、運営しているのはどんな会社なのかを調査してまとめてみます。
サービス名 運営会社 | 資本金 | サービス 開始年 | 親会社 |
b-mobile 日本通信 | 38億円 | 2010年 | - |
BIGLOBE ビッグローブ | 89億円 | 2012年 | KDDI |
DMM mobile DMM.com | 0.1億円 | 2014年 | - |
DTI SIM ドリーム・トレイン インターネット | 5億円 | 2015年 | フリービット |
FREETEL プラスワン マーケティング | 100億円 | 2015年 | - |
IIJmio インターネット イニシアティブ | 230億円 | 2012年 | - |
LIBMO TOKAI コミュニケーションズ | 12億円 | 2017年 | - |
LINEモバイル LINEモバイル | ? | 2016年 | LINE |
mineo ケイ・オプティコム | 330億円 | 2014年 | 関西電力 |
OCN モバイル ONE NTTコミュニケーションズ | 2117億円 | 2013年 | NTT |
QTモバイル QTnet | 220億円 | 2017年 | 九州電力 |
U-mobile U-NEXT | 18億円 | 2013年 | - |
UQ mobile UQコミュニケーションズ | 1420億円 | 2014年 | - (KDDI グループ) |
エキサイトモバイル エキサイト | 32億円 | 2016年 | 伊藤忠商事 |
楽天モバイル 楽天 | 2045億円 | 2014年 | - |
ロケットモバイル エコノミカル | 0.7億円 | 2016年 | - |
ワイモバイル ソフトバンク | 2388億円 | 2014年 | - |
資本金は2017年9月20日時点の最新
会社の規模やサービス開始年はまちまちであることが分かります。これを表にして分かりやすくすると↓のようになります。
17社は大きく分けて3つのグループに分類できることが分かります。早い時期から格安スマホをやっている「老舗」、会社規模が非常に大きい「大企業」、格安スマホブームに乗って始めた「追従」です。
このなかで信頼をおけるのは「老舗」と「大企業」だといえます。昔から格安スマホをやっている会社には長期ユーザーがいたり運営ノウハウがたくさんあったりします。大きい会社にはブランド力があったり価格勝負ができる体力があったりします。
そのなかで通信とスマホをセットで提供しているのは↓の5つです。
- BIGLOBE
- IIJmio
- OCN モバイル ONE
- 楽天モバイル
- ワイモバイル
数十社もある格安スマホの中から「初めての格安スマホでも安心できる」という条件で絞り込んでいったら、この5つにたどりつきました。
おすすめ5社のスマホ代 比較
5つのサービスについて、毎月のスマホ代がいくらになるのか比較します。安心して格安スマホデビューができて、しかもスマホ代がより安いのはどれなのかが分かります。
比較の基準は↓とします。
- 通話:1日に2分30秒×1回
- 通信:1か月で3GB or 10GB
※通話:平均1日あたり0.9回、2分18秒
通信:50%以上の人は月3GB以下
データ通信の使用量が3GBの場合と10GBの場合の料金を記載しています(2017年9月20日時点)。プラン名は3GBの場合のものです。初期費用・オプション費用は考慮していません。詳しくは各社のホームページをご覧ください。
まずは老舗の2つです
BIGLOBE
3GB/月 | 10GB/月 | ||
通話 | 3分以内 国内かけ放題 (3分かけ放題) | 650円 | 650円 |
通信 | 3GB (3ギガプラン) | 1600円 | 3400円 |
合計 | 2250円 | 4050円 |
老舗2社を比較すると料金に大きな差はありません。しかしBIGLOBEには特徴的なオプション「エンタメフリー」があります。このオプションをつけるとYouTube、Spotify、Amazon Musicなどがデータ通信量の制限無く使えます。これらを使う人にはおすすめです。
IIJmio
3GB/月 | 10GB/月 | ||
通話 | 3分以内 国内かけ放題 (誰とでも3分 &家族と10分) | 600円 | 600円 |
通信 | 3GB (ミニマム スタートプラン) | 1600円 | 3260円 |
合計 | 2200円 | 3860円 |
老舗2社の比較で安いのがIIJmioです。その差はわずかですが最安となっています。少しでもスマホ代を安くしたい!そんな人にはおすすめです。
続いて大企業の3つです。
ワイモバイル
3GB/月 | 10GB/月 | ||
通話 | 10分以内 国内かけ放題 (スマホプランM) | 4980円 | 6980円 |
通信 | 3GB (2年間は6GB) (スマホプランM) | - | - |
割引 | スマホプラン割引 or 長期利用割引 | ▲1000円 | ▲1000円 |
ワンキュッパ割 (加入翌月から12ヵ月) | ▲1000円 | ▲1000円 | |
合計 | 2980円 | 4980円 |
大企業のスマホ代は老舗と比較すると少し高いです。しかし大企業ならではのサービスがあります。ワイモバイルは格安スマホにもかかわらず店舗があります。何かあればスタッフに直接サポートしてもらえます。スマホには詳しくないから不安という人にはおすすめです。
OCN モバイル ONE
3GB/月 | 10GB/月 | ||
通話 | 10分以内 国内かけ放題 (OCNでんわ 10分かけ放題) | 850円 | 850円 |
通信 | 3GB (3GB/月コース) | 1800円 | 3000円 |
合計 | 2650円 | 3850円 |
OCN モバイル ONEの特徴はWi-Fiスポットも使えることです。全国86,000か所にあるWi-Fiスポットを無料で使うことができます。外出先でも通信量を節約したい人にはおすすめです。
楽天モバイル
3GB/月 | 10GB/月 | ||
通話 | 5分以内 国内かけ放題 (5分かけ放題) | 850円 | 850円 |
通信 | 3.1GB (3.1GBプラン) | 1600円 | 2960円 |
合計 | 2450円 | 3810円 |
大企業のなかで一番安いのが楽天モバイルです。大手の安心感とスマホ代の安さのバランスを重視する人にはおすすめです。
まとめ
何十社もある格安スマホ会社の中から厳選して紹介しました。選択肢が多いのは良いことですが、あまりにも多すぎると選ぶことが難しくなります。「初めてでも安心して使える」というコンセプトで絞り込んでいくとこの5社にたどりつきます。格安スマホデビューを考えている人は各社のホームページもご覧ください。
格安スマホへの乗り換え、具体的にどんな手順で進めたらいいか不安な人は 格安スマホへの乗り換え方・やるべきことリストをご覧ください。後悔なく安心して乗り換えるためにやるべきことを知ることができます。