埼玉県の大宮から浦和や赤羽を通って都心に向かう埼京線。その名の通り埼玉と東京を結んでいます。関東の北方面から東京に通勤するたくさんの人で混雑していることが有名ですが、ラッシュ時はどれくらい混雑するのでしょうか。
埼京線 大宮から新宿・渋谷・大崎方面へ向かう電車について、時間帯ごと・駅ごとに、どのくらい混雑しているのかを紹介します。
埼京線 大崎方面の混雑率
混み具合のレベルを↓のように分けたとき、埼京線 大崎方面の通勤ラッシュピーク時混雑レベルは4.07です。東京の主要48路線71方面のなかで17番目に混雑しています(詳しくは東京の通勤ラッシュ混雑率ランキングをご覧ください)。
5以上 乗れないこともある
4~5 ぎゅうぎゅう
3~4 ストレス無く立てる
2~3 席・つり革はいっぱい
東京の主要48路線71方面の中で17番目なので、通勤ラッシュがキツイ路線であると言えます。混雑レベルは平均で4くらい、基本的に混んでいる路線です。ぎゅうぎゅうなケースも多々あるでしょう。ではどの時間帯に、どの駅がどれくらい混むのでしょうか。詳しく紹介していきます。
時間帯・駅ごとの混雑率
どの時間帯の電車に乗ると、どれくらい混んでいるのか。分かりやすくするために、時間帯別に混雑レベルをグラフ化します。
グラフの上から下に向かって電車が走ったとき、混雑レベルがどのように変化するのかを表しています。青点は集計したデータです。十分なデータが無い駅は点線で推測を表しています。
8:00~8:20大崎着の電車の混雑率
8:00~8:20に大崎に着く電車は、武蔵浦和を7:25くらい赤羽を7:40くらいに通ります。そんな電車のデータだけを集計すると、混雑レベルの変化は↓のようになります。
武蔵浦和を超えると混雑することが分かります。混雑レベルは4なのでぎゅうぎゅう状態です。ピークとなるのは池袋、混雑レベルは5になります。巨大ターミナル駅だからたくさんの人が乗ってきて車両に入りきらないこともあるでしょう。そして会社が多くある新宿や渋谷を過ぎるごとに人は少なくなっていきます。
8:20~8:40大崎着の電車の混雑率
8:20~8:40に大崎に着く電車は、武蔵浦和を7:45くらい赤羽を8:00くらいに通ります。そんな電車のデータだけを集計すると、混雑レベルの変化は↓のようになります。
この時間帯も池袋の混雑レベルは5です。さらにとなりの新宿も同じレベルです。ぎゅうぎゅう状態で走る区間が長くなっているということです。この時間帯の電車に乗って赤羽から新宿の区間を過ごすのは大変です。
8:40~9:00大崎着の電車の混雑率
8:40~9:00に大崎に着く電車は、武蔵浦和を8:05くらい赤羽を8:20くらいに通ります。そんな電車のデータだけを集計すると、混雑レベルの変化は↓のようになります。
時間の経過とともに混雑レベルが上がってきているのが赤羽です。この時間帯になると4.5を越えるくらい上昇しています。東京に向かう人に加えて赤羽に勤めている人も増えてくるからだと考えられます。
9:00~9:20大崎着の電車の混雑率
9:00~9:20に大崎に着く電車は、武蔵浦和を8:25くらい赤羽を8:40くらいに通ります。そんな電車のデータだけを集計すると、混雑レベルの変化は↓のようになります。
赤羽の混雑レベルは5を大きく超えるレベルにまでなります。埼京線の通勤ラッシュで最も混雑するのは、じつはこの時間帯の赤羽駅なのです。
多くの会社の始業時間は9時、この時間帯の電車には赤羽に勤めている人がたくさん乗っていると考えられます。新宿や渋谷に向かう人に加え、赤羽勤務の人の増加も重なるので混雑が激しくなると考えられます。
9:20~9:40大崎着の電車の混雑率
9:20~9:40に大崎に着く電車は、武蔵浦和を8:45くらい赤羽を9:00くらいに通ります。そんな電車のデータだけを集計すると、混雑レベルの変化は↓のようになります。
埼京線は時間が経過したとしてもあまり混雑が緩和されません。赤羽から新宿の区間はこの時間帯になってもまだ混んでいます。
埼京線には赤羽、池袋、新宿、渋谷といくつものターミナル駅が近くにあります。ターミナル駅にはたくさんの人が集まります。電車1本で行けるので便利な反面、いろいろな目的地の人が集まるので混みやすいのです。
9:40~10:00大崎着の電車の混雑率
9:40~10:00に大崎に着く電車は、武蔵浦和を9:05くらい赤羽を9:20くらいに通ります。そんな電車のデータだけを集計すると、混雑レベルの変化は↓のようになります。
この時間帯になるとようやく通勤ラッシュが落ち着いてきます。混雑レベルが4を超えることがなくなります。座れるほどまでは空きませんが、ストレスなく立てるレベルになります。
通勤のストレスを軽くする方法の一つが正しい情報を手に入れる事です。
JRの公式アプリを使えば、駅のディスプレイで表示されている運行情報や電車の走行位置があなたのスマホで見れます。公式ならではの正確な情報をいち早く知ることができます。
山手線については、車両ごとの混雑率をリアルタイムと過去統計で知ることができます。どの車両に乗れば快適に通勤できるか、アプリの利用者だけが知ることができます。
駅構内図、ロッカーの空き状況(荷物の大きさごと)、おみやげ情報も知ることができます。インストールしておけばお出かけのときに役に立ちます。
アプリの動作が遅いという口コミはありますが、他のアプリでは絶対に手に入らない正確な公式情報を手に入れることができます。もしものときに備えてインストールしておいてはいかがでしょうか?
まとめ
JR埼京線の通勤ラッシュ混雑率を詳しく紹介しました。いくつものターミナル駅を通っていて便利ですが、通勤ラッシュはどの時間帯も混んでいることが分かりました。
東京の通勤混雑率についてもっと知りたい人は 東京の主な48路線の通勤混雑率ランキングをご覧ください。実際に毎日電車に乗っている人のリアルな情報をもとにしたランキングを知ることができます。
マンションくらし研究所では東京23区のさまざまなランキングを紹介しています。統計データを元にしているので東京の街のリアルを正しく知ることができます。あわせてご覧ください。