大手 不動産仲介会社27社 実績ランキング(売買仲介件数・取扱高)

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不動産売買の仲介業者を決めるとき気になるのが、その会社の実績です。高額な取引をすることになる不動産売買。安心して任せられる会社なのか気になりますよね?

大手不動産仲介業者27社について、実績(取扱高・仲介件数・手数料収入・店舗数)を紹介します。実績が多いのはどこなのか、業績を伸ばしているのはどこなのか、不動産業界の実態を知ることができます。

大手不動産仲介業者 売買実績ランキング

実績ランキング

不動産の専門紙である住宅新報では大手不動産仲介業者の実績をまとめています。2016年度の大手不動産仲介業者27社の実績を、取扱高が多い順にランキングすると↓のようになります。

※表は横にスクロールできます

出典:住宅新報
作成:マンションくらし研究所
※原則、売買仲介のみの数字
 両手取引は1件とカウント

大手と一言でいってもいろいろな系列の不動産仲介業者があることが分かります。

デベロッパー系

三井不動産・住友不動産など、都市や宅地開発を行う不動産デベロッパーの系列会社です。マンションだけにとどまらず、ときには街まるごと開発するケースもあるのが特徴です。

銀行系

三菱UFJ・三井住友トラスト・みずほなど、信託銀行の系列会社です。系列銀行との連携が強いケースがあるのが特徴です。

鉄道系

東急リバブル・近鉄不動産・小田急不動産など、鉄道事業者の系列会社です。鉄道は街に根づくものでもあり、移動と暮らしをセットで開発しているケースがあるのが特徴です。

フランチャイズ系

センチュリー21など、フランチャイズで事業展開している会社です。フランチャイズなので店舗によって運営会社が異なるケースがあるのが特徴です。

実績の推移

27社の不動産仲介業者、実績はどのように推移しているのでしょうか? 会社としての対応が良ければ実績が伸びていくと考えられますよね。7年間の取扱高推移をグラフにすると↓のようになります。

不動産仲介業者_取扱高推移_1兆

出典:住宅新報
作成:マンションくらし研究所

取扱高ベスト3の三井不動産リアルティネットワーク、住友不動産販売、東急リバブル。実績はおおむね右肩上がりと言えます。2017年には3社とも取扱高は1兆円を超えています。

三井不動産リアルティ 公式サイト

住友不動産販売 公式サイト

東急リバブル 公式サイト

不動産仲介業者_取扱高推移_5000億

出典:住宅新報
作成:マンションくらし研究所

取扱高5000億円前後の不動産仲介業者で、実績を右肩上がりに伸ばしているのは野村不動産グループ、三井住友トラスト不動産、三菱UFJ不動産販売です。

野村不動産の評判を詳しく知りたい人は マンション売却仲介 野村不動産の評判・口コミ をご覧ください。実際に利用した人の口コミから、どんなところが好評か知ることができます。

野村不動産 公式サイト

不動産仲介業者_取扱高推移_1000億

出典:住宅新報
作成:マンションくらし研究所

取扱高1000億円前後の不動産仲介業者はどこも右肩上がりに業績を伸ばしています。

不動産仲介業者_取扱高推移_500億

出典:住宅新報
作成:マンションくらし研究所

取扱高500億円前後の不動産仲介業者で、実績を右肩上がりに伸ばしているのは近鉄不動産、日本土地建物販売、長谷工リアルエステートです。

不動産仲介業者_取扱高推移_500億未満

出典:住宅新報
作成:マンションくらし研究所

取扱高500億円未満の不動産仲介業者はどこもだいたい横ばいとなっています。

取り扱い物件

不動産仲介業は大きく2つの分野に分けられます。

リテール

個人向けのことです。マンションや土地などを取り扱います。

ホールセール

法人や企業向けのことです。オフィスビルやテナントビルなども取り扱います。当然ながら1件あたりの取扱高は法人や企業向けのほうが高くなります。

リテールとホールセールの割合は一部の業者しか公開していません。しかし1件あたりの取扱高を見ることで、多いのはどちらなのか推測することができます。

1件あたりの取扱高と年間取引高の関係をグラフにすると↓のようになります。

不動産仲介業者_1件あたり取扱高

出典:住宅新報
作成:マンションくらし研究所

取扱高が多い三井不動産・住友不動産・東急リバブル、フランチャイズ系のセンチュリー21は個人向けの取り扱いが多いことが推測できます。仲介業者をどこにするか決めるときは、その業者がどこに強みを持っているか直接聞いてみると良いでしょう。

手数料

いざ不動産を売買するとき気になるのが手数料です。不動産売買の仲介手数料は宅地建物取引業法によって上限が定められています。

売買価格が400万円を超える場合、仲介手数料の上限は↓です。

売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税

いっぽう大手不動産仲介業者27社の手数料平均は↓です。

手数料率
三井不動産リアルティ
ネットワーク
5.2%
住友不動産販売5.1%
東急リバブル4.7%
野村不動産グループ4.1%
センチュリー21グループ4.7%
三井住友トラスト不動産4.2%
三菱UFJ不動産販売4.1%
みずほ不動産販売4.2%
三菱地所リアル
エステートサービス
3.0%
大京グループ4.8%
大成有楽
不動産販売グループ
4.4%
オープンハウス5.4%
住友林業ホームサービス4.5%
スターツグループ4.1%
東宝ハウスグループ4.7%
日本住宅流通3.9%
近鉄不動産5.0%
日本土地建物販売3.2%
長谷工リアルエステート4.0%
東京建物不動産販売3.6%
小田急不動産3.8%
ポラスグループ4.9%
ナイス5.0%
朝日住宅4.0%
京王不動産4.5%
相鉄不動産販売4.8%
京急不動産5.7%

法律で定められた上限は約3%でした。しかし全ての会社で3%以上となっていますよね。この理由は両手取引といわれるものです。

両手取引とは

不動産仲介業界ではREINSという業者専用データベースを経由して、異なる業者間でも不動産が流通する仕組みになっています。

例えば↓のように不動産売買が行われた場合、A社が受け取る手数料の上限は売り手の売却額の約3%です。

売り手 → A社 → B社 → 買い手

しかし売りも買いも両方1社で行った場合、A社は売り手からも買い手からも手数料がもらえます。1回の売買で 3 + 3 = 6% の手数料をもらえるのです。

売り手 → A社 → 買い手

これが両手取引です。囲い込みになるので売り手の機会損失につながる行為だという声があるいっぽう、もともと抱えていた顧客とマッチングしただけという考え方もあります。不動産売却の仲介業者を決めるときは、どのように売却するのか計画を詳しく聞きましょう。

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まとめ

大手不動産仲介業者の実績を詳しく紹介しました。あなたの不動産売買を安心して任せられる会社はどこか参考にしてください。

不動産仲介業者ごとの評判や違いを知りたい人は 不動産仲介業者 満足度比較ランキングもご覧ください。売買価格・接客力・提案力で満足度が高いのはどこなのか、経験者のクチコミをもとにしたリアルなランキングを知ることができます。

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