住み替えのリアルな現実とは?住み替えの費用・タイミング・メリット


いままでと違う土地に移り住んで新たな生活を始める「住み替え」。これからのライフスタイルに合う生活が手に入ったり、毎日の生活がより快適になったりします。

とはいえ知らない土地に移り住むには勇気がいります。住めば都という言葉はあるものの不安もありますよね? いつどんな理由で住み替えるべきなのでしょうか? 人それぞれ、いろいろな事情があります。

みんなどのように住み替えを決断しているのか、年齢・ライフステージ・持ち家 or 賃貸・住み替え費用についてリアルな実態を紹介します。あなたと同じような人が住み替えによってどんなメリットを手に入れたのか現実を知ることができます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

住み替えの理由・タイミング

年齢

ライフステージに合った快適な生活のためにできることは、新たな家に住み替えるか、今の家を建て替え・リフォームするかです。そんな住まいの改善、直近5年以内に何をしたのか年齢ごとにグラフにすると↓のようになります。


住み替え・リフォーム状況(年齢)
引用元:国土交通省 住生活総合調査


住み替えは若いほど多い傾向にあります。30歳未満の人の約80%は5年以内に住み替えています。進学・就職・結婚・子供の誕生などライフステージの変化が多いことがその理由として挙げられます。

いっぽう、住み替えもリフォームもしない人の割合は年齢とともに多くなっていきます。みんな年齢とともに落ち着ける住まいを手に入れていくということです。

そのなかで注目すべきは「何もせず」の人は年齢とともに増加していくものの50代をピークにその後は減少していく点です。50代をむかえると住み替えやリフォームなど住まいの改善を考え始める人が増えるということです。

ライフイベント

ではどんなきっかけで住み替えているのでしょうか? ライフイベント別 住み替えた人の割合は↓です。


住み替え・リフォーム状況(ライフステージ)
引用元:国土交通省 住生活総合調査


何のきっかけも無く住み替えた人と比べて、とくに多いのが子供の誕生です。約50%の人が住み替えています。家族の人数が増えるから広い家に住みたい、子育て環境が充実している地域に住みたいなどの理由が挙げられます。


もう1つ特徴的なのが退職・離職です。年齢を重ねるとともに住み替えは少なくなっていました。しかし退職・離職のタイミングで再び住み替えを考える、そんな人は約20%、5世帯に1世帯います。リタイア後は通勤の利便性を考えなくていい、ゆっくり過ごせる地域で暮らしたいという方々です。

住み替え前後 家の所有形態

住み替えをする・しないは、家の所有形態によって大きく変わります。持ち家の人はずっと住むことを想定してその家を買うからです。そこで家の所有形態別に、住み替え前後はどんな家だったのか紹介します。

持ち家 マンションからの住み替え

住み替え前持ち家 マンション
住み替え後持ち家賃貸
マンション一戸建て
特に無し12.3%7.5%14.4%
就職1.0%0.3%1.5%
転勤・転職1.0%2.6%11.6%
結婚0.3%1.5%1.8%
子供の誕生1.0%2.8%3.6%
子供の入学・進学2.3%4.1%9.5%
子供の独立0.5%1.8%5.4%
退職・離職3.3%2.3%4.4%
同居人との死別0.3%0.5%2.3%

引用元:国土交通省 住生活総合調査


持ち家マンションから持ち家マンションへは、ライフイベントと関係なく住み替える人が多いです。持ち家マンションから住み替えた389世帯のうち、住み替え先として持ち家マンションを選んだのは86世帯、そのうち48世帯 全体の12.3%はライフステージの変化と関係なく住み替えています。

マンションは共同所有なので良い立地に立てやすい、個人ではなく団体で維持管理するので品質を保ちやすいなど、資産価値を保ちやすい性質があります。中古マンションの売買市場も確立されています。必要に迫られてではなく、好きなタイミングで住み替える人が多いことが分かります。

持ち家 一戸建てからの住み替え

住み替え前持ち家 一戸建て
住み替え後持ち家賃貸
マンション一戸建て
特に無し4.6%13.4%13.2%
就職0.5%0.9%4.3%
転勤・転職0.9%1.8%10.3%
結婚0.7%2.6%5.8%
子供の誕生0.3%3.8%4.4%
子供の入学・進学0.5%3.5%7.1%
子供の独立0.8%3.3%3.4%
退職・離職0.4%4.0%2.9%
同居人との死別0.9%2.8%2.8%


持ち家一戸建てからの住み替え先として多いのは、持ち家一戸建てか賃貸住宅です。持ち家マンションに住み替えるのは少数派です。一度広い家に住んだら、マンションのようなコンパクトな家をには住みづらくなることが分かります。

賃貸からの住み替え

住み替え前賃貸
住み替え後持ち家賃貸
マンション一戸建て
特に無し3.1%6.2%15.4%
就職0.2%0.9%4.3%
転勤・転職1.0%2.5%9.7%
結婚1.2%3.6%9.3%
子供の誕生2.4%9.4%9.6%
子供の入学・進学1.3%5.6%4.9%
子供の独立0.5%0.8%1.8%
退職・離職0.4%1.4%3.3%
同居人との死別0.1%0.6%0.8%


賃貸住宅から持ち家への住み替えタイミングで多いのが子供の誕生です。賃貸住宅から住み替える世帯のうち約20%は子供が産まれたタイミングで住み替えています。そのうち半分以上が持ち家です。自分だけでなく家族・子供といつまでも安心して暮らせる住まいはどこか、真剣に考えるタイミングであることが分かります。

住み替えにかかった費用

住み替えで気になるのが費用です。新たな生活が手に入るのは魅力だけどはたしていくら必要なのか不安ですよね。みんな住み替えにいくらかかったのか紹介します。

持ち家 マンションへの住み替え費用

持ち家マンションへの住み替え費用平均は2400万円です。分布は↓のようになっています。


住み替え費用(持ち家・マンション)
引用元:国土交通省 住生活総合調査


最も多いのは2500~3000万円です。グラフがピークになっているところです。その次に多いのが4000~5000万円です。

今の住まいを売却したり、住み替えローンを組んだりするケースが多いので、この金額をまとめて支払う必要はありません。トータル費用としてこれくらいが一般的ということです。

ゼロに近い人はマンションを親族から譲り受けたなどの理由が考えられます。

持ち家 一戸建てへの住み替え費用

持ち家一戸建てへの住み替え費用平均は2840万円です。分布は↓のようになっています。


住み替え費用(持ち家・一戸建て)


持ち家一戸建てはマンションと比べると少し高いです。最も多いのは3000~3500万円です。その次に多いのが4000~5000万円です。

グラフの形がマンションと一戸建てで似ていることが分かります。3000万円・5000万円あたりが、住み替えを検討している人にとって意識する価格帯だと考えられます。

賃貸への住み替え費用

賃貸住宅への住み替え費用平均は110万円です。分布は↓のようになっています。


住み替え費用(賃貸・マンション)


賃貸は持ち家と比べると初期費用が圧倒的に安いです。しかしその後ずっと家賃を払っていくことになるので、トータル費用でいうと持ち家とどちらがお得かは一概には言えません。

住み替え前の家の処分方法

住み替え後、いままで住んでいた家はどうしているのでしょうか? 選択肢は売却するか、そのまま所有するかです。マンション・一戸建てそれぞれ、どうする人が多いのか紹介します。


住み替え前住宅の処分方法
引用元:国土交通省 住生活総合調査


マンションの場合、50%以上の人が売却しています。マンションは資産価値を保ちやすく売買市場が確立しているので、一戸建てと比べて売却しやすいです。多くの人にとって売却は現実的な選択肢ということです。

そのまま所有している人は約20%います。賃貸物件として貸しやすいのもマンションの特徴です。売却せずに貸し出して収入源を得ている人もいます。


一戸建ての場合、約40%の人がそのまま所有しています。建物よりも土地の価値のほうが大きいのが一戸建ての特徴です。土地は経過年数ではなく地価の変動によって価格が変わります。売り急ぐ理由がないので保有し続ける人が多いと考えられます。

住み替えのメリット・デメリット

住み替えによって手に入る新しい生活。具体的にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか? みんな住み替えによって暮らしがどう改善したのか、年代ごとに紹介します。

快適さ・使いやすさ

住み替え満足度(快適さ・使いやすさ)
引用元:国土交通省 住生活総合調査

多くの人が感じているのが、家の快適さ・使いやすさの改善です。台所・トイレ・浴室などの設備、収納の多さや使いやすさが改善されると毎日快適に暮らすことができます。どの年代でも70~80%の人がメリットだと感じています。

維持管理しやすさ

住み替え満足度(維持管理しやすさ)

家が新しくなると修繕の必要性が少なくなるので、手間やお金の面で楽になります。また資産価値をあらためて把握できるので、資産管理がしやすくなります。どの年代でも半数以上の人がメリットだと感じています。

住居費の負担

住み替え満足度(住居費の負担)

住み替えによって悪くなったと感じる人が多い、唯一の項目が住居費です。住み替えにはお金がかかります。より良い家に移り住めば毎月の費用も高くなります。より良い生活を手に入れるのだから当然といえますが、やはりデメリットと感じる人が多いです。

とはいえ年齢とともに負担を感じる人の割合は少なくなっていきます。子供が6~11歳の世帯は、負担を感じる人が最も多くて約50%です。しかし子供が25歳以上になると37%に、65歳以上の夫婦のみなると22%にまでなります。将来の見通しが立てやすくなるので住み替えのハードルが下がっていくことが分かります。

広さ・間取り

住み替え満足度(広さ・間取り)

若い世帯ほど改善しているのが広さ・間取りです。結婚、子供の誕生、子供の成長など、家族の増加や成長に合わせた住み替えにメリットを感じていることが分かります。

犯罪の安全性

住み替え満足度(犯罪の安全性)

住み替え前後で、悪くなるのを避けたいと考える人が多いのが犯罪の安全性です。ほとんどの年代で、悪くなった人は10%以下です。住み替え前よりも安全な地域・少なくとも同じくらいの地域に住みたい想いが強いと推測できます。

災害の安全性

住み替え満足度(災害の安全性)

災害の安全性についても同じような傾向が見えます。夫婦と子供(25歳以上)・夫婦のみ(65歳以上)など、上の年代ほど安全性に対する思いが強い傾向も見えます。住み替えでお金をかけてでも安心・安全な生活を手に入れる人が多いということです。

高齢期の安全・安心

住み替え満足度(高齢期の安全・安心)

犯罪・災害への安心に加えて、上の年代が住み替えのメリットと感じているのが高齢期の安全・安心です。バリアフリーなどの高齢者に配慮した家、福祉・介護・生活支援サービス、子供・親戚の家との距離、周りの道路の歩行安全性などです。

高齢期の生活は誰にとっても未体験、不安がたくさんあります。住み替えれば家や周辺環境を変えられる、老後の生活に備えられる、そんなメリットを感じているのは65歳以上の夫婦のみ世帯のうち約60%です。

まとめ

新たな生活を手に入れられる住み替え。みんなどのような理由で住み替えているのか、住み替えによるメリット・デメリットはなにかを紹介しました。

あなたは家族といっしょに将来どんな生活を送りたいですか? あなたの理想にあった住まいや生活を手に入れましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
トップへ戻る