一般家庭の貯金実態は?年齢・年収別の貯蓄額、毎月の貯金額

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みんないくら貯金あるんだろう? 毎月いくら貯めているんだろう? お金の悩みはつきないもの。あなたの貯金は少ないほうなのか気になりますよね。

貯金は生活スタイルや収入によって大きく変わります。一般家庭の貯金について詳しく紹介します。年齢・年収・勤め先の企業規模ごとに標準的な貯金はいくらか紹介します。あなたの同じライフスタイルの人が何万円貯金しているのか知ることができます。

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貯金額 平均は1400万円(二人以上世帯)

日本の平均貯蓄額は二人以上世帯だと1400万円です金融広報中央委員会・2018年)。こんなに多いの?貯金がないの私だけ?と焦ってしまう金額ですよね。

でも気を落とすことはありません。貯金額の目安にすべきなのは平均値ではなく中央値です。

貯金額の目安にすべきは中央値

中央値とは、貯金額が多い人から順番に並べたとき、ちょうど真ん中の人の貯金額のことです。一般家庭の貯金の多さと人数をグラフにすると↓のようになります。

貯金額_平均_中央値(二人以上世帯)

出典:金融広報中央委員会(2018年)
作成:マンションくらし研究所

貯金0円の人が約20%いるいっぽうで500万円以上の人も多いです。このように偏りが大きいと平均値で実態を知るのは難しいです。貯金が多い人の数値に引っ張られてしまうからです。

平均の1400万円より多い人は28%しかいませんが、少ない人は55%もいます。これを目安にするのは適切とはいえません。なので貯金額の目安には中央値を使うのが一般的です。

貯金額は年齢や年収によって大きな差が出ます。あなたが参考にすべきはあなたの年齢・年収に近い人のデータです。グラフで分かりやすく紹介していきます。

一般家庭 年齢別の貯金額(中央値・平均)

貯金がいくら貯まっているのか、貯蓄額について年齢別に紹介します。

20代

20代 一般家庭の貯金の多さと人数をグラフにすると↓のようになります。

貯金額_平均_中央値(20代_二人以上世帯)

出典:金融広報中央委員会(2018年)
作成:マンションくらし研究所

20代 一般家庭で貯金が0円の人は約30%です。一人暮らしの場合の50%と比べて多いです。家庭を持つと「貯金をきちんとしなければ」と考える人が増えるからだと考えられます。

30代

30代 一般家庭の貯金の多さと人数をグラフにすると↓のようになります。

貯金額_平均_中央値(30代_二人以上世帯)

出典:金融広報中央委員会(2018年)
作成:マンションくらし研究所

貯金0円の人は18%とかなり少なくなります。中央値や平均値は20代と比べてグッと高くなります。家庭を持つ人にとって、30代はお金の備えをする重要な時期であると分かります。

40代

40代 一般家庭の貯金の多さと人数をグラフにすると↓のようになります。

貯金額_平均_中央値(40代_二人以上世帯)

出典:金融広報中央委員会(2018年)
作成:マンションくらし研究所

貯金がある人・無い人の差が広がっているのが分かります。家庭を築いて守っていくためにお金は重要です。若いうちからお金が貯まる習慣を身につけ、積み重ねていくことが大切です。

一般家庭 年齢・年収別の貯金額

年収によって貯金はどう違うのか、年収別に紹介します。

20代

年収ごとの貯金額は↓です。

年収人口割合貯金額
中央値平均
300万円32%15万円85万円
300500万円58%111万円283万円
500750万円9%308万円393万円
出典:金融広報中央委員会(2018年)
   DODA
作成:マンションくらし研究所

20代でいちばん多いのは年収300~500万円の人で約60%います。その人たちの貯金額は中央値111万円・平均283万円です。

年収が500~750万円になると中央値308万円・平均393万円になります。

中央値をグラフにすると↓のようになります。

年収別の貯金額_中央値(20代_二人以上世帯)

出典:金融広報中央委員会(2018年)
作成:マンションくらし研究所

30代

年収ごとの貯金額は↓です。

年収人口割合貯金額
中央値平均
300万円14%210万円235万円
300500万円51%350万円443万円
500750万円25%510万円670万円
出典:金融広報中央委員会(2018年)
   DODA
作成:マンションくらし研究所

30代でいちばん多いのも年収300~500万円の人で約50%います。その人たちの貯金額は中央値350万円・平均443万円です。

中央値は 20代→30代で 111万円→350万円に、239万円増えています。これは10年かけて貯金した額といえます。みんな毎月いくら貯金しているかは後ほど紹介します。

中央値をグラフにすると↓のようになります。

年収別の貯金額_中央値(30代_二人以上世帯)

出典:金融広報中央委員会(2018年)
作成:マンションくらし研究所

40代

年収ごとの貯金額は↓です。

年収人口割合貯金額
中央値平均
300万円11%26万円261万円
300500万円40%407万円617万円
500750万円29%649万円934万円
出典:金融広報中央委員会(2018年)
   DODA
作成:マンションくらし研究所

40代でいちばん多いのも年収300~500万円の人、40%います。その人たちの貯金額は中央値407万円・平均617万円です。

中央値をグラフにすると↓のようになります。

年収別の貯金額_中央値(40代_二人以上世帯)

出典:金融広報中央委員会(2018年)
作成:マンションくらし研究所

一般家庭 毎月の貯金額

毎月いくら貯めているのか、毎月の貯金額についてです。

いままで見てきたように、貯金額は年収と大きな関係があります。年収が年齢とともに増えると貯金額も増えます。そこから毎月の貯金額を算出します。

年齢ごとの年収平均を企業規模別にグラフにすると↓のようになります。このように年収が増えた人は貯金額を毎月何万円増やしているのか、勤務先の企業規模別に紹介します。

年齢別の年収_平均_企業規模別

出典:国税庁 民間給与実態統計調査(2017年)
定義:大企業 -資本金10億円以上
   中堅企業-1~10億円
   中小企業-0.5~1億円
作成:マンションくらし研究所

大企業の社員

年収平均貯金額
(中央値)
10年間の
貯金額
毎月の
貯金額
20代364万円127万円331万円2.8万円
30代553万円458万円256万円2.1万円
40代661万円714万円万円万円
作成:マンションくらし研究所

20代の年収平均は364万円、そのときの貯金額は127万円です。同じように考えると30代の貯金額は458万円です。

その差である331万円は、20代から30代になる10年間のあいだに貯金した額といえます。1か月あたりにすると2.8万円 貯金していることになります。

20代 2.8万円30代 2.1万円、これが大企業社員の一般家庭の標準的な毎月の貯金額です(中央値ベース)。

中堅企業の社員

年収平均貯金額
(中央値)
10年間の
貯金額
毎月の
貯金額
20代315万円98万円292万円2.4万円
30代444万円390万円147万円1.2万円
40代526万円537万円万円万円
作成:マンションくらし研究所

同じように算出すると、中堅企業社員の一般家庭の標準的な毎月の貯金額は20代 2.4万円30代 1.2万円です(中央値ベース)。

中小企業の社員

年収平均貯金額
(中央値)
10年間の
貯金額
毎月の
貯金額
20代309万円94万円272万円2.3万円
30代406万円366万円79万円0.7万円
40代456万円445万円万円万円
作成:マンションくらし研究所

同じように算出すると、中小企業社員の一般家庭の標準的な毎月の貯金額は20代 2.3万円30代 0.7万円です(中央値ベース)。

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まとめ

一般家庭の貯金について年齢・年収ごとに詳しく紹介しました。あなたと同じ年齢・年収の人と比べることで、もっと貯金を頑張るべきか、もうじゅうぶん努力できているか知ることができます。

貯金のしやすさはライフスタイル・世帯人数によって変わります。一人暮らしのときとどう違うか、気になる人は世帯人数別みんなの貯蓄額平均もご覧ください。

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