東京で水害に強い地域はここ!23区市町村の水害マップ・危険区域

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どこに住むか決めるとき気になるのが災害リスクです。天災はある日突然やってきます。

東京で水害に強い地域はどこなのでしょうか? 過去の床上浸水 被害情報をもとに、水害に強い地域を紹介します。浸水や水没の被害にあいにくい地域はどこか知ることができます。

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東京23区・市町村 水害に強い地域

東京都建設局では、東京都で過去に発生した水害被害の記録をまとめています。この過去10年間の記録をもとに、水害被害が少ない地域=水害に強い地域として紹介します。

宅地や事業所などへの浸水被害は大きく分けて2つ、床下浸水と床上浸水があります。本記事では床上浸水の棟数を基準にして地域ごとに比較します。

水害に強い地域ランキング

23区

東京23区について、宅地や事業所などにおきた床上浸水を、建物の棟数で数えると↓のようになります(2008~2017年 10年間の累計)。

床上浸水
被害総数(棟)
面積
(km2
床上浸水 被害数
(1km2あたり)
中央区010.20
葛飾区734.80.2
足立区1453.30.3
港区720.40.3
江東区1540.20.4
墨田区713.80.5
台東区1110.11.1
荒川区1210.21.2
千代田区1511.71.3
江戸川区7749.91.5
大田区16860.72.8
練馬区14948.13.1
世田谷区21958.13.8
品川区10622.84.6
中野区8315.65.3
杉並区21534.16.3
渋谷区11915.17.9
板橋区25732.28.0
新宿区15418.28.5
目黒区20214.713.8
文京区16411.314.5
豊島区20113.015.4
北区31920.615.5
出典:東京都建設局 過去の水害記録(2008~2017年)
作成:マンションくらし研究所

東京23区で水害リスクが1番少ないのは中央区です。10年間で起きた床上浸水は、23区のなかで唯一ゼロです。隅田川がそばを通り、勝どき・晴海などベイエリアがある中央区ですが、台風や集中豪雨が起きても水害が起きにくいのです。

地域によって面積は違います。面積が大きい地域は、住宅が多かったり河川の数が多かったりするので浸水の数が多く見えてしまいます。しかしあなたが知るべきなのは地域全体ではなくあなたの住まいが浸水してしまうリスクです。平等に比べるため、1km2あたりの床上浸水 被害数でランキングしています。

2番目に少ないのは葛飾区です。10年間で起きた床上浸水は7棟です。葛飾区は34.8km2と23区の中では比較的広い区です。その中で7棟しか床上浸水の被害にあっていないので、水害リスクが低い地域といえます。

市町村部

続いて市町村部です。

床上浸水
被害総数(棟)
面積
(km2
床上浸水 被害数
(1km2あたり)
奥多摩町0225.50
檜原村0105.40
あきる野市073.50
府中市029.40
日の出町028.10
多摩市021.00
東久留米市012.90
国分寺市011.50
小金井市011.30
福生市010.20
羽村市09.90
国立市08.20
調布市221.60.1
八王子市41186.40.2
日野市627.60.2
昭島市417.30.2
町田市2571.80.3
稲城市518.00.3
西東京市415.80.3
武蔵村山市415.30.3
瑞穂町616.90.4
清瀬市410.20.4
小平市1120.50.5
立川市1724.40.7
青梅市87103.30.8
東大和市1113.40.8
狛江市76.41.1
東村山市5717.13.3
三鷹市8116.44.9
武蔵野市5811.05.3
出典:東京都建設局 過去の水害記録(2008~2017年)
作成:マンションくらし研究所

水害マップ

1km2あたりの床上浸水の棟数からみた水害リスクを、地図上で色分けすると↓のようになります(赤→黄→緑になるほどリスクが低い地域です)。

東京23区・市町村_水害リスク浸水マップ

出典:東京都建設局 過去の水害記録(2008~2017年)
作成:マンションくらし研究所

床上浸水の被害が多い地域をみると、必ずしも大きな河川のそばだけで無いことが分かります。豊島区・文京区・目黒区・新宿区・渋谷区には、隅田川や荒川のような大きな河川は流れてはいません。しかし水害リスクが高くなっています。

水害が起きる要因は河川の氾濫だけではありません。その地域の排水能力や地中への水の浸透性にもよります。河川の近くは水害リスクが高くなりますが、それだけが全てでは無いことを覚えておきましょう。

河川流域別の水害リスク・危険区域

河川の近くは水害リスクが高くなる。では実際どの河川のそばで水害が起きているのでしょうか? 過去10年間の水害被害の多さを、河川流域別にランキングすると↓のようになります。

床上浸水
被害総数(棟)
石神井川606
神田川574
呑川174
隅田川173
渋谷川109
善福寺川108
目黒川100
矢端川83
仙川77
妙正寺川69
立会川66
内川65
蛇崩川64
中川63
多摩川60
白子川60
新河岸川51
谷沢川30
江古田川29
烏山川28
旧中川28
出典:東京都建設局 過去の水害記録(2008~2017年)
作成:マンションくらし研究所

河川流域別にみると、過去10年間で床上浸水の被害が1番多いのは石神井川です。小平市・小金井市・西東京市から練馬区・板橋区・北区へと流れて隅田川へと合流する支川です。

本川と呼ばれる大きな川を木の幹に例えるならば、支川は枝のイメージといえます。本川と比べると支川は氾濫対策が追いついていないのかもしれません。どの地域で水害が多く起きているのか事実を正しく知り、あなたと家族が安心して暮らせる場所を見つけましょう。

月別の水害リスク

水害が発生する主な原因は台風と集中豪雨です。多いのは何月なのでしょうか? リスクが高い時期を正しく知れば、その時期に向けて備えることができます。

過去10年間で起きた床上浸水を、起きた月ごとに集計すると↓のようになります。

東京23区・市町村_月別_床上浸水棟数

出典:東京都建設局 過去の水害記録(2008~2017年)
作成:マンションくらし研究所

水害リスクが高いのは6~10月、なかでも飛びぬけて高いのは7月と8月です。10年間の累計で1000棟、毎年平均100棟が床上浸水しています。大事な家財が被害にあって台無しにならないように日頃から備えておきましょう。

ネット上には地域ごとの特徴を詳しく紹介しているサイトがあります。お子さんの将来も見すえて住む地域を考えたい人は↓のランキングが参考になります。学区ごとの年収平均が載っているので、小学校ごとの学力の高さを推測できます。

公立小学校・中学校の学区ごと 平均年収ランキング

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まとめ

東京で水害に強い地域はどこか、過去10年間の床上浸水被害をもとに紹介しました。

水害はその土地の地形や海抜と大きな関係があります。東京の地域ごとの地形や海抜を知りたい人は東京23区の地形・海抜マップもご覧ください。どんな地形をしているのか、水害リスクが低い地域はどこかリアルにイメージすることができます。

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建物倒壊・火災・土砂崩れ・液状化など、その他の災害リスクを知りたい人は東京23区ハザードマップまとめをご覧ください。災害の種類ごとにリスクの高い地域を知ることができます。

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